20250217
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「苦しいがいいんちゃう」は脅迫か 性的暴行の医大生3人、有罪無罪分けた女性供述の評価
3人は令和4年3月中旬、被害女性と別の女性を含めて飲み会を行い、二次会の流れで元大学生の自宅へ。そこで女性に性的暴行をしたとして起訴された。
元大学生らはその場面をスマホで撮影。動画では、行為を強いられて「苦しい」と訴える女性に、元大学生が「苦しいのがいいんちゃう」と発言。29歳の被告は続けて「『苦しい』って言われたほうが、男興奮するからな」と述べた。
再度「苦しい」という女性に対し、元大学生が「(苦しいの)が、いいってなるまでしろよ」と口にする場面もあった。
分離された裁判は、元大学生の審理が先行する形で進んだ。5年1月、大津地裁は「被害者が『苦しい』といっても意に介さず行為を続けた。被害者の人格を無視した卑劣で悪質な犯行」として懲役5年6月を言い渡した。
元大学生側は判決を不服とし、控訴審では「苦しいのがいいんちゃう」などの一連の発言は、強制性交罪の要件である暴行脅迫の程度として「強度が低い」などと訴えた。しかし昨年2月の大阪高裁判決は「(発言は)被害者に絶望感を与え、反抗する意欲をより一層失わせるもの」と控訴を棄却。その後実刑が確定した。
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